購買担当 松村 智洋のインタビューの口絵
自分自身で
選択肢を広げ、
判断する。

松村 智洋 TOMOHIRO MATSUMURA

購買担当

製造部

何万人といる会社では、自分の意見が通せなかった。

兵神装備を選んだ決め手は、自由で一社員の裁量がある会社だと感じたからです。前職もメーカーで購買を担当していましたが、何万人もの社員がいるグローバル企業。世界規模の仕事ができた一方で、日々の業務には不満もありました。ひとつひとつのプロジェクトが大規模で、関わる人数が多く、仕事は細分化されています。また、部署・担当者の間は壁が高く、自分の考えを反映することは難しかったんです。だから転職をするときには、もっと自分に裁量のある環境がいいと考えていました。地元である関西で働きたいという気持ちもあったし、独自の製品・技術を持ち合わせている面白そうな会社、といった点から兵神装備で働くことに決めました。

松村 智洋がインタビューに答えている姿

どこまでいっても、同じ経験がない。

当社の購買業務は、社内の設計担当者から送られた製品の図面を基に、「最適な部品・材料をどういうふうに集めてこようか」と考えることから始まります。取引先と面談し、品質や納期・コストを交渉。最適なものを揃えていきます。兵神装備のお客様は業界・業種が多種多様であるうえに、全てオーダーメイドで製作しています。案件ごとに全く違う経験ができるので、とても鍛えられる環境だと思いますね。社内外の関係者と協議しながら、よりよい製品がつくれるよう努めています。

全体を見渡し、自分の信じる「最適」を決める。

購買として仕事をする際、大切になるのは「Q(品質)・C(コスト)・D(納期)」のバランスを考え、どの選択肢が最適かを見極めることです。前職では「自分は新規部品の取引先選定とコスト面だけを担当する」など、細かく役割が分担されていたのですが、いまは全体を見渡して、開発~量産~客先納入に至るまで、全てのフェーズにおいてQCDを満たすよう広い視野で判断することが求められています。だから、ときには全く新しい選択肢をつくることもあります。たとえば先日、新製品開発の購買担当になった際、「これまで自社では扱ったことのない材料・部品形状をつくりたい」という提案が技術部からありました。既存の取引先では対応できない部品のため、新規取引先を探し、訪問・打ち合わせを重ね、立ち上げまで自ら担当しました。このように、それまで取引がなかった部品メーカーを開拓したり、使ったことのない技術を用いた試作を行い社内で積極的に提案したりしています。もちろん苦難もありますが、これからも、従来の技術や製品にとらわれず、選択肢を広げることで、自分と会社の成長に繋げていきたいですね。

松村 智洋が製品について説明している姿