社会環境が複雑化し将来予測が困難な時代において、企業はさまざまな不確実性に直面しています。
企業には不確実性を適切に管理してリスクを発生させない、
またはリスク発生時の影響を低減させるための継続的な取り組みが求められています。
ここでは当社における主なリスクへの取り組みを紹介します。
コンプライアンスとは「法令遵守」はもとより、「企業倫理」や「社会規範」に従って公正に事業を行うことを意味しています。当社は創業以来、「所期公正」を社是に掲げ、社会正義に基づき公明正大に行動することを旨として、社会の信用と信頼を得ることを第一に事業を継続しています。
当社は2012年に「コンプライアンス規定」を定めました。合わせて経営上のあらゆるリスク管理を行う「リスクマネジメント委員会」と、その下部組織としての「コンプライアンス委員会」を設置し、社内外に通報窓口を設けた「内部通報制度」を導入して、コンプライアンス運営体制を整えています。
コンプライアンス規定では社会の信用と信頼を得るための行動指針を以下のように定めています。
また、コンプライアンスに関する基本的な考え方を全社に徹底するため、Eラーニングによる全社員向けコンプライアンス研修などの教育啓発活動、定期的な法令遵守状況の確認調査活動などを行っています。
当社顧問弁護士による危機管理対応セミナー
一般社員へのコンプライアンス教育
会社が不測の災害や事故に見舞われた際には、第一に社員の生命を守り、また会社への被害を最小限とし、事業を継続あるいは早期に復旧させることが求められます。
また当社製品モーノポンプは、公共施設において幅広くご利用いただいており、とりわけ上下水道事業向け用途においては、稼働の停止がライフラインの不通に直結します。このため、大規模災害が起こっても製品が稼働を続け、万が一停止した場合も速やかに復旧できるよう、体制を構築しておく必要があります。
このような認識の下、当社は2009年に初版となる事業継続計画(BCP)を作成。その後2011年の東日本大震災で被災されたお客様の復旧支援の経験と教訓、および災害対策基本法の改正や都道府県防災条例の発行、見直しを踏まえ、2013年に以下のような基本方針を策定しました。
このような方針に基づき、いざという時にリスクに対応できるよう、日頃から設備の充実や、訓練の徹底を図っています。
社員に配付された防災袋と緊急用品
負傷者を想定した搬送訓練